贈答品ならどのぶどう?巨峰・ピオーネ・藤稔のお取り寄せのヒント
巨峰、ピオーネ、藤稔(ふじみのり)、色も大きさも似たようぶどうです。
しかし味わい、果汁、風味には三者三様。インターネットでお取り寄せの際は、迷ってしまいますね。
そこで今回は、ネット通販でのぶどう選びに迷わないよう、巨峰、ピオーネ、藤稔の違いを比較しながら説明します。
巨峰・ピオーネ・藤稔の外観はそっくり!
写真の三つのぶどう、どれがどれか見分けられますか?
左から、ピオーネ、藤稔、巨峰です。
色の濃さが何となく違いますね。藤稔はだいたい黒々としている場合が多いですが、
ピオーネと巨峰は産地によって色の濃さに結構差がでます。では果肉の色はどうでしょうか。
ほとんどというより、まったく同じですね。まったく見分けがつきません。
このように、巨峰、藤稔、ピオーネは見た目がかなり近いぶどうであることがわかります。
ピオーネ・藤稔・巨峰の甘さ、ジューシーさ、風味の比較
巨峰は、最も風味が濃厚
ピオーネ、藤稔と比較して巨峰が秀でている部分は、その風味や酸味。3つの中で最も濃厚なぶどうとも言えます。
また、果肉の食感も3つの中で一番弾力が強く、食べ応えがあります。半面、3つを同時にいただけば、甘さやジューシーさではやや物足りなさを感じるかもしれません。
とにかく濃い味のぶどうが好き!という方は、巨峰がおすすめです。
ピオーネは、個性的な風味とほどよい甘さ
ピオーネと、藤稔や巨峰との大きな違いは、その個性的な風味といえます。
たとえるなら、デラウェアのような味わいや酸味が3つの中で唯一含まれている、といった感じでしょうか。
3つを同時に食べると、甘さ、ジューシーさともに、巨峰を上回りますが、藤稔にほんの少し届かないといった印象を受けます。
ただ、唯一の風味と、甘さ、ジューシーさのバランスがほどよく、3つの中で最も平均的なぶどうとも言えそうです。
藤稔は、甘さ、ジューシーさともに1番
3つの中で最も甘く、果汁が豊富なのが藤稔です。とにかく甘さとジューシーさが際立ちます。
それでいて後味もさっぱりしており、3つの中で最も皮も向きやすく、食べやすいぶどうです。甘さや果汁が際立ちますが、反面、風味や酸味の印象はあまり残りません。
濃厚な味わいを求める場合は、こちらの藤稔より、ピオーネか巨峰を選んだ方がよさそうです。
また、藤稔は3つの中でもっとも枝から粒が落ちやすいぶどうで、贈答用にする場合の弱点も抱えており、ちょっと気を遣ってしまうぶどうでもあります。
ぶどうの購入は専門性のあるお店がおすすめ
梅雨時期に育つぶどう類。近年は梅雨時期が安定せず、水分が多すぎたり、日照り続きの影響を受けたり、時期的な不運にさらされることもたびたび。
生産量や味の完成度も不安定なことが多いです。
そのため、お取り寄せや贈答品としてぶどうを購入する際には、
実店舗、もしくは八百屋直営のネット通販におけるお取り寄せをおすすめします。
やはり、お時間があれば実店舗に足を運んで頂く方がベターではあります。
専門知識を持ったスタッフと相談しながら選んで頂くと、美味しいぶどうに巡り会える可能性は大きいからです!
まとめ
ピオーネ、藤稔、巨峰はとても似ており、どれも黒っぽい大粒のぶどうで、果肉の色もほとんど同じ。ピオーネは独特の風味、藤稔は甘さとジューシーさ、巨峰は濃厚な味わいに個性があります。
みなさんも、ご紹介した3つのぶどうを食べ比べて、
自分に合ったベストなぶどうを探してみてくださいね。